中世の町ローテンブルク
ローテンブルクはドイツの南の方に位置する街で、
ロマンチック街道の中で最も人気な町の1つです。
旧市街の周りは壁に囲まれていて、
中世の雰囲気を残したゴシック様式の建物や、カラフルでかわいい建物が残っています。
観光客も多く、街を歩いていると日本人に出会うこともしばしば。
日本人が経営しているお店もいくつかあったり、
街中を歩いていると、日本語を目にすることもあります。
ローテンブルクの起源は古く、10世紀ごろに町の発展とともにどんどん拡大されていきました。
この記事では、ローテンブルクのおすすめ観光スポットを紹介していきます。
ローテンブルク名物シュネーバルについての記事は↓
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- 中世の町ローテンブルク
- にぎやかな「マルクト広場」
- 歴史とともに生きてきた「市庁舎」
- 仕掛け時計に注目!「市議会議員宴会館」
- ゴシック様式の教会「聖ヤコブ教会」
- 自然が楽しめる「ブルク公園」
- 町一番の撮影スポット!「プレーンライン」
- 市壁を眺められる「レーダー門」
- 人気撮影スポット!「マルクス塔」・「レーダーアーチ」
- 番外編「中世犯罪博物館」
- かわいらしい中世の町を楽しもう
にぎやかな「マルクト広場」
ローテンブルク観光の始まりはこのマルクト広場です。
周りには市庁舎、市議会員宴会館、聖ヤコブ教会などの観光スポットが集まっています。
観光客なども多く集まりにぎやかな広場です。
クリスマス前にはクリスマスマーケットが開催されます。
クリスマスマーケットの開催期間は、11月下旬からクリスマスイブの前までです。
ローテンブルクのクリスマスマーケットは、
「もっともロマンティックなクリスマスマーケット」と呼ばれています
朗読会もひらかれるようです。
歴史とともに生きてきた「市庁舎」
住所:Marktpl.
電話番号:09861-404177
マルクト広場の一角に、
どっしりと存在感のある建物が見受けられます。
これがローテンブルク市庁舎です。
この市庁舎、建てられたのは1250年だそうです。
歴史がありますね。
政治の中枢として重要な役割を果たしていましたが、
1501年の火事で東棟が焼け落ちてしまい、新しくルネッサンス様式で再築されました。
展望台に上ってみよう
市庁舎西棟には展望台があり、
60メートルの高さから町の景色を眺めることができます。
エレベーターはなく、階段とはしごを上ることになるので、
間違ってもヒール、スカートでは上らないように!
営業時間:9時半~12時半、13時~17時
(12月は10時半~14時、14時半~18時、
1月~3月、11月は土・日曜のみ12時~15時)
お休み:1 ~3・11月の月~金曜日
料金:€2
仕掛け時計に注目!「市議会議員宴会館」
この建物は1446年に建てられ、議員専用の食堂・宴会所として利用されていました。
現在は、観光案内所になってます。
建物の正面には仕掛け時計が設置されており、
10時から22時には、ちょうどの時間になると
ローテンブルクの伝説である「マイスタートゥルンク」を再現した人形劇が始まります。
「マイスタートゥルンク」伝説
17世紀は30年戦争のさなか、プロテスタント軍についていたローテンブルクはカトリック軍に占領されていました。
カトリック軍の将軍ティリーは、町を破壊することと、市さん議会員の反逆罪による処刑を言い渡しました。
これをやめさせようとした市民は、極上のフランケンワインを3.25リットルの大杯にたっぷりついで差し出すとティリーは、
大杯のワインを一気に飲み干すことができたなら、処刑や破壊は免除すると言い出しました。
そこで名乗り出たのは、ローテンブルクの元市長であるヌッシュでした。
ヌッシュ老市長はみごとにワインを飲み干し、
町の破壊、処刑を免れました。
この伝説が「マイスタートゥルンク(市長の一気飲み)」として語り継がれています。
仕掛け時計では、ティリー将軍とヌッシュ市長の人形が登場し、ワイン一気飲みのシーンが再現されます。
ゴシック様式の教会「聖ヤコブ教会」
St.Jakobs Kirche
住所:Klostergasse 15
電話番号:09861-700620
営業時間:9時~17時15分
(日曜・祝日は10時45分~)、
12月は10時~16時45分、1月~3月・11月は10時~12時、14時~16時
料金:€2.50
1485年に建てられた聖ヤコブ教会は、
ゴシック様式の教会です。
1311年に建築開始されて、174年かかって完成しました。
2階の「聖血の祭壇」にはあの有名な『最後の晩餐』の彫刻が飾られています。
自然が楽しめる「ブルク公園」
マルクト広場から5分ほど歩くと、
緑が広がる公園があります。
12世紀にホーエンシュタウフェンさんの城(ブルク)があったため
このような名前が付けられました。
現在もお城が見れるのかというと、そうではありません。
というのも、1300年中ごろの地震によって倒壊してしまったそうです。
ドイツ人は自然が大好きで、
大きな公園が多いです。
観光地にも緑が残っているって素敵ですね。
公園の南側には、
渓谷やぶどう畑、丘にそびえたつ街並みが撮影できるスポットがあります。
町一番の撮影スポット!「プレーンライン」
町一番の写真スポットと言えばここ!
プレーンラインとは平たい場所という意味です。
マルクト広場からはそう遠くなく、徒歩5分ほどでたどり着けます。
木組みの家が立ち並ぶ中で、
道が二手に分かれているのでわかりやすいです。
観光客が集まって写真撮影をしているので
撮影する際には気を付けましょう。
市壁を眺められる「レーダー門」
住所:Rödergasse
電話番号:09861-9382800
営業時間:10時~17時
お休み:12月~2月(クリスマスマーケット期間中は見学可能)
料金:€1.50
町の東側にある門で、
13世紀に建造されてから現在まで
そのままの形で残されています
主門塔は階段でのぼることができるので、
是非上って町を眺めてみてくださいね。
人気撮影スポット!「マルクス塔」・「レーダーアーチ」
マルクト広場から徒歩約2分歩くと、
木組みの家が立ち並び、美しい泉があるスポットがあります。
ここはプレーンラインに並ぶ撮影スポットで
アーチと塔、木組みの家などローテンブルクらしい景色がうまく撮影できます。
番外編「中世犯罪博物館」
住所:Burggasse 3
電話番号:09861-5359
営業時間:10時~18時(1・2・11月は14時~16時、3・12月は13時~16時、4月は11時~17時
料金:€5
中世ローテンブルクの刑罰、法律などに関する資料が保存されています。
魔女裁判の際、拷問で使用された「針の椅子」や「辱めのマスク」をはじめとした3000点以上にも及ぶ展示品が見られます。
営業時間は月によって変わるので注意しましょう。
写真撮影できるスポットもあります。
かわいらしい中世の町を楽しもう
ローテンブルクはかわいい!がたっぷり詰め込まれた町です。
カラフルな木組みの家、壁に囲まれた町・・・
日本ではめったに見られない光景に
私たちは必ず魅了されます。
町自体は1日で回れるくらい小さいので、
ほかの町にも足を運んで、
ロマンチック街道をコンプリートしてみるのもいいでしょう。
ロマンチック街道まとめ記事は↓
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